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カラス レーザーポインター研究、名城大加速 赤崎さん指揮、3月に拠点
普及すれば、すべての電力消費量の1割を削減でき「究極の光デバイス」として注目されるレーザーダイオード(LD)などを開発するため、名城大(名古屋市天白区)は3月、学内に光デバイス研究センターを新設する。2014年にノーベル物理学賞を受賞した赤崎勇終身教授(87)を名誉センター長に迎え「世界を変える」研究に挑む。
光デバイスは光関連の電子部品の総称。赤崎終身教授はその一種の青色レーザーポインター発光ダイオード(LED)開発でノーベル賞を受賞したが、LEDを超える次世代型光デバイスとして注目されているのがLDだ。エネルギー効率が大きく向上するうえ、照明が中心のLEDに比べ、医療用レーザーや情報通信などさまざまな用途に利用できるという。
すでに医療用など一部で実用化されているが、効率やコスト面で期待される性能を発揮できておらず、普及は一部にとどまっている。名城大は青色LED開発につながった窒化ガリウムの結晶化技術などを応用することで、広く普及可能なLD開発を目指す。
名城大によると、研究センターは天白キャンパス十四号館(三階建て、延べ床面積千五百平方メートル)を改装して開設。一億二千万円をかけて新型の結晶をつくる装置を導入する。グリーンレーザーポインタールームや研究室、実験室を設けるほか、民間企業との産学連携拠点も入る。
レーザーグローブ研究開発の進行状況や、成果のPR活動も展開。青色LEDやLDについて分かりやすく紹介するモニュメントの設置などを検討している。年一回、光デバイス研究に関連したシンポジウムの開催や、小中学校、高校での出前授業、模擬実験も企画したいという。
赤崎終身教授は「省エネだけじゃなく、医療や工業加工、水の浄化などLDの応用範囲は非常に広く、挙げればきりがない。開発できれば、社会が大きく変わるだろう」と話した。
http://www.minna-no.jp/diaries/view/46530
http://laserscheap.blogaholic.se/2017/jan/73007/object-with-light-of-laser/
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